夏の日の思い出2 | HOMES個別指導学院
校舎ブログ

夏の日の思い出2

上石神井校|2011年8月22日

夏休みも佳境ですね。
本当にあっという間。気付けばもう、八月も末です。

今日は授業がない日なので、校舎がちょっぴり寂しいです。
そんな気分に流されて、夏の思い出をちょっぴり語っていいですか。

僕は、大泣きしたことが、高校時代に3回あるんです。
そのうち一回が、以前のブログに書いた、「ぼこぼこと殴られた日」です。
今日は、それとは別に、泣いてしまった日のことを。

ちょうど2学期が始まったばかりのころだと思う。
あるクラスメイトが、僕にこんなことを言いました。
「部活で、チーム分けされて、先生は強いチームの指導しかしない。それがとても嫌だ。」

それを聞いた僕は、その日の夜、学校に電話した。
その子はテニス部だったから、テニス部の顧問の先生に取り次いでもらって、「そんな指導の仕方ではいけない。生徒が寂しがってるじゃないか」と言ったんです。

今思い出しても、なんだか泣けてくる。

当然のことながら、こう言われた。
「お前、何?テニス部員?違うよね。なんで部外者のお前にそんなこと言われなくちゃいけないの?」

ですよね。そりゃ、そうですよね。今思えば、それは当然のことです。
でも、当時の僕は、青かった。
「先生に反省してもらえる」と思ってたんだよ。
だから、先生のその返答に、「びっくり」した。
「予測不能の返答」だった。
「部外者じゃないからいうべきではない」という発想が、全くなかった。
その「発想がなかった」という事実が、苦しかった。トンカチで頭を殴られたみたいだった。

「僕は、他の人が当然気づくべきことを、気づけない人間なんだ」
そう思って、泣いた。
自分が、「欠けた人間」なのだと思って、泣いた。
恥ずかしくて、悔しくて、泣き続けた。

翌日、クラスメートに会うと、その子は僕に言った。
「ちょっと。先生に電話したやろ!なんでそんな余計なことしたの。やめてよ。部活行きづらくなるじゃん。」
うん。そうだよね。そりゃ、そうだよね・・・。

それから、「自分の考えたこと」「自分が正しいと思うこと」「自分が良いと思うこと」に対して、なんというか、疑うようになった。
端的に言えば、「自信を失った」。

そんな出来事が、あったのです。

よく若く見られるけど(自慢)、私の年齢は32歳です。
最近、ほんの少し、「幸せ」というものが、感じれるようになってきました。
それまでは、それどころじゃない。
毎日毎日が、命がけ。「よくわからない」と思いながら、もがくように生きてきました。

でも、「若い」ってそういうことじゃないのかな。
「若い」ってことは、「よくわからない」ってことで、それは、結構苦しいことだよね。

これを読んでいる人は、何歳なのかわからないけれど、
もし、若い人で、生きるのって結構苦しいなって感じていたとしたら。

いつか、少しずついろんなことがわかってきて、
じわじわ、幸せになってくるんだよって、言いたい。

それでいいんだよって、いいたい。

がんばれ!

上石神井校 校舎長   林 克洋

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