校舎ブログ

限界を超える話

彦根駅前校|2015年10月14日

僕たちが、それまでは無理だと

思っていたことを達成した時に、

「限界を超えた」とか「壁を超えた」

なんていったりしますね。

 

今日の話は68年前にさかのぼります。

 

ライト兄弟が飛行機を発明して以来、

飛行機はずっとプロペラエンジンで

飛んでいました。

 

扇風機みたいなのがくるくる

回っているやつですね。

 

このエンジンは仕組みが

比較的単純なのですが、

プロペラを使っている関係上、

どうしても音の速さよりも

速く飛べません。これを

「音の壁」と呼んでいました。

 

ジェットエンジンなら音速を超えられて

圧倒的な強さの戦闘機ができる、

ということはみんな分かってましたが、

各国とも開発はなかなか進まず、

ドイツ軍だけがなんとか実用化した

くらいのところで第二次世界大戦が

終わりました。

 

ちなみに日本では、同盟国だった

ドイツ軍に作り方を教えてもらって、

ようやく試作機がテスト飛行した

段階だったそうです。

 

 

戦後になってからも、新型ジェット機の

開発は進められました。

 

まだ人類が果たせていない、

「音の壁」を超えること。

 

それだけを目標に、

アメリカで開発されたのが、

実験機X-1でした。

 

まだだれも経験したことがないので、

何が起こるのか全くわからず、

機体のつくりは可能な限り頑丈に

してありました。

 

このX-1を操縦し、人類初の

「音よりも速い男」になるために

選ばれたのが、テストパイロットの

チャック・イェーガー大尉。

 

なんだか壁を守るために

巨人と戦ってそうな名前ですね。

こちらは壁を超える方ですけど。

 

その彼がX-1で音速を超えたのが

68年前の今日、10月14日でした。

 

ところで、イェーガーさんなんですが、

実はこの実験の数日前に、

肋骨を折るケガをしていました。

 

ですが、それを正直に報告したら、

補欠のパイロットと交代させられて、

実験のメンバーから外されます。

 

そこでイェーガーさんは、

ケガの事は隠したままで飛び、

音速を突破したそうです。

 

そんなイェーガーさんは、

この実験のことを

こう振り返っています。

 

その飛行機が音より速く飛ぶかどうかなんて

僕には関係なかった。僕はテストパイロットとして

その飛行機を飛ばすように命じられ

自分の義務を果たしただけです。

 

「限界を超える」というとなんだか

ものすごいことをやらなければ

いけないように感じてしまいます。

 

でも、イェーガーさんが言うように、

やるべきことを全力でやれば、

限界だと思えるようなことも

乗り越えていけるのです。

 

みんなも勉強や部活や、

その他いろいろ「壁」と思うことに

ぶつかっているかもしれません。

 

だからといって諦めずに

やるべきことに集中して、

それに全力で取り組みましょう。

 

そうすれば、いつかきっと

壁を乗り越えて成長できますよ。

 

彦根駅前校 川口