60段で365億年かかるゲーム
彦根駅前校|2016年6月23日
なんのこっちゃ?というタイトルですが、
まあ話を聞いてくださいよ。
これまでにも彦根駅前校のカウンターには
立体四目ならべとか、賢人パズルなどが
並んでいたのですが、野田先生の手により
今日また新しく仲間が加わりました!
その名も「ハノイの塔」です。
フランスの数学者がつくったゲームです。
ルールは簡単です。
1)円盤は1回に1つだけ、どこかの杭に動かすことができる。
2)ある円盤の上に、それより大きい円盤を重ねてはいけない。
3)1,2を守って積み重なった円盤をまるまる他の一本の杭に移せば終了
たったこれだけです。
数学者が作ったゲームだけあって、
このハノイの塔は最短で何手で
攻略できるかが計算できるのです。
円盤の枚数をn枚とすると、
最短で
(2のn乗)-1
回の移動でクリアできるそうです。
これは8枚ありますから、
2の8乗引く1で255回でクリアできます。
でも、それだと大変なので、今回は
円盤3枚でこのゲームをやってみます。
解く手順はこうです。
はい、これで完成です!
ちなみに、一回の移動に1秒かかるとして
計算すると、30段重ねでは最短でも
10億7374万1823回の移動で
時間にすると約34年、
32段重ねなら
42億9496万7295回の移動で
約136年かかります。
一生かかっても解けませんね。
これが60段重ねだと
移動回数はなんと!
約115京2921兆5046億685万回、
365億5890万年かかります。
この宇宙ができてから今までが
約138億年ということですから、
ビッグバンから今までの時間の
約2.6倍かかります。
とてつもないスケールの
ゲームです。
カウンターに置いてあるので、
最初は枚数少なめにしてから
チャレンジしてみてくださいね。
彦根駅前校 川口