暑いにもほどがある | HOMES個別指導学院
校舎ブログ

暑いにもほどがある

彦根駅前校|2016年7月11日

今日は本当に暑かったですね。

道端の温度計が36℃になってました。

今年一番の暑さなのは間違いなさそうです。

 

昨日は選挙がありました。

与党の圧勝でしたね。

 

選挙の焦点の一つは

憲法の改正についてでした。

 

これについてはいろんな

意見があって良いと思いますが、

個人的な意見を言うならば、

改正できるうちに改正しておくべきだと思います。

 

憲法の成立過程に問題があり過ぎますし、

なおかつ70年も前のルールですから、

現在の社会状況を考えると、

とてもじゃないけど守っていられない

ところもたくさんあるのです。

 

こういう話題になると、

憲法9条と自衛隊の話が

よく取り上げられますが、

みんなの身近なところにも

実は憲法違反があるのです。

 

それが憲法第89条です。

ちょっと長いですけれど、

公民や政治経済の勉強

だと思ってお付き合いください。

 

日本国憲法第89条はこうなってます。

「公金その他の公の財産は、

宗教上の組織若しくは団体の

使用、便益若しくは維持のため、

又は公の支配に属しない慈善、

教育若しくは博愛の事業に対し、

これを支出し、又はその利用に

供してはならない。」

 

簡単にいうと、特定の宗教組織や

団体が行っている教育に対して

国のお金を出してあげるのは

憲法違反だとはっきり書いてあるのです。

 

つまり、宗教系の私立学校が

文部科学省からお金をもらうのは

憲法違反になってしまうのです!

 

ですが、そういう私立高校・大学で、

文部科学省からの助成金を

もらっているところはたくさんあります。

 

この問題に対しては

「宗教系でも私立の学校は

『公(文科省)の支配下にあるからOK』

ということにしておこう」

なんていう、超強引で都合よすぎる

解釈で乗り切っています。

 

憲法を改正するよりも、

「解釈」を変える方が楽なので

何か憲法に関して不都合があると

このやり方で乗り切ってきたのです。

これを「解釈改憲」と言います。

 

でもこれってかえって

危険じゃないですか。

 

憲法に何が書いてあろうとも、

「こういう風に解釈しました」

と言い張れば、なんでもアリに

なるのですから。

 

行き過ぎればその時の権力者の

やりたい放題が可能になってしまいます。

 

だから、憲法はある程度改正しやすいように、

憲法改正に関する部分を手直しして、

今後は不都合なところが出てきたら

ちょいちょい憲法の条文自体を

改正できるようにしておくことが、

これからの日本にとって健全だと思います。

 

みんなはどう考えますか。

 

彦根駅前校 川口

 

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