ほんとの空が見たいといふ。 | HOMES個別指導学院
校舎ブログ

ほんとの空が見たいといふ。

彦根駅前校|2017年3月13日

「天は二物を与えず」と言って、

いろんな分野に才能がある人なんて

いないんだ、という意味で使われます。

 

しかし、何事も例外というものがあるのです。

 

私が受験生のころ、

文化史を勉強していたときに、

「あれ、この名前、文学のとこにも

あったような気がする・・・?」

と思ったことがありまして。

 

調べてみたら

彫刻家であり、

画家であり、

詩人であり、

一人の女性を

生涯愛した男でした。

 

その人の名前は高村光太郎。

3月13日生まれの天才です。

 

高村光太郎というと

病弱だった妻に関する

詩を集めた、

『智恵子抄』という

詩集が有名ですね。

 

僕もこの作品の

なんともいえない

透き通ったような

哀しさが好きです。

 

この詩集の中でも有名なのが

『あどけない話』と

『レモン哀歌』です。

 

『あどけない話』の

「智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。」

という一節はとても有名ですね。

 

 

昔の作品で著作権が切れていますから、

青空文庫のこのページでぜんぶ

読むことができますよ。

 

学年末テストが終わって

ほっと一息つける時期に

ゆっくり詩集をひもとくのも、

たまにはいいと思います。

 

彦根駅前校 川口

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