校舎ブログ

推薦の志願書

彦根駅前校|2018年9月16日

この時期は推薦入試の校内選考が行われたり、大学に出す推薦関係の書類を準備する時期です。

推薦を希望する生徒は志願理由書に「〇〇大学◇◇学部に行きたい!」という思いを書いて、まずは高校の先生に、最終的には大学へと提出しなければなりません。これの書き方がよくわからない、ということで何人かから相談を受けています。

 

多くの場合書かなければならない内容は下の三つです。

1)自分がなぜその学部の勉強をしたいのか(その分野の学問への興味・関心)

2)その学部の勉強をして、卒業後にどうなりたいのか(将来の夢)

3)なぜ、他の大学ではなく〇〇大学を選ぶのか(その大学にこだわる理由)

 

1)についてはほとんどの人が書けます。学部によっては将来の仕事に直結するところも多いので2)もそこまで難しくはありません。大半の人が悩むのが3)です。

 

気象大学校や海上保安大学校など、将来の仕事に直結する上に日本に一つしかないようなところを志望するなら、1)と2)があればOKです。これがポピュラーな学部だと大変です。例えば経済学部では、「経済学部」という名前がついている大学だけで全国で120ほどの大学があり、さらに学部の名前は違うけれど経済学が学べるところが約40あります。

 

その中から「この大学でなければ」ということを書かなければなりません。話を聞いたり文章を添削していると時々あるのが、「〇〇学部ならどこでもいいと思ったけど、自分の偏差値ならこの辺はいけると思って」とか「校舎がきれいで持ってる設備がいい」とか「昔から東京にあこがれてて」とか「家から通えるから」などという理由です。こういうことを書いたらそれまでの文章が台無しですよ。

 

俗な例えですが、志願理由書というのは好きになった相手に出すラブレターのようなものです。「世の中にはたくさんの人がいるけど君が好きなんだ」とちゃんと相手にわかるように書く必要があります。

 

先ほどあげた良くない理由の例をラブレターで書くなら、「恋人ができれば誰でもいいけど、君程度なら告白すれば即OKくれると思ったから」とか「君の家は新築だし、高級車もあって金持ちっぽくていいよね」とか「君の家の近くはカラオケとか遊ぶところがたくさんあるから」とか「君の家は近所だし学校の帰りに寄っていけるから」なんて話になります。こんなラブレターをもらって「素敵です!ぜひお付き合いしましょう」なんてOKしてもらえるわけがありません。

 

今はインターネットで探せばすぐにその大学の詳しい情報が手に入ります。大学に資料を請求することもできます。それをちゃんと読んで、大学の方針や指導内容、研究しているテーマなどに詳しくなった上で志望大学を選びましょう。

 

人間も大学も見た目や世間の評判より中身をちゃんと知ることが大事です。

 

彦根駅前校 川口