インディペンデンス・デイ | HOMES個別指導学院
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インディペンデンス・デイ

彦根駅前校|2018年4月28日

僕は常々思っています。

せっかくだから今日4月28日も祝日にしてしまえばいいのに、と。

 

明日29日は昭和の日。昭和天皇のお誕生日ですね。

じゃあ、今日は何なのさ、というと、日本の独立記念日です。

 

「え?日本ってどっかの植民地だったの?」とびっくりするかもしれません。

どこか特定の国の植民地、というわけではないのですが、独立国とは言えない状態がありました。

 

歴史で習いましたね。太平洋戦争に敗北してしばらく、米軍を主力とする連合国軍によって日本は占領されて、独立国扱いされていませんでした。

 

その占領期間が終わり、主権国家として再出発するきっかけになったのが太平洋戦争の講和条約であるサンフランシスコ平和条約です。これも歴史で習いますね。国際社会での日本の再スタートはここから始まりました。。

 

そのサンフランシスコ平和条約が発効したのが今日、4月28日なのです。これは祝日にしてしまってもいいくらいの日だと思うのですが、どうでしょうか。

 

サンフランシスコ平和条約といえば、こんなエピソードがあります。

総理大臣の吉田茂は英国大使だったこともあり、英語に自信がありました。

それで最初、条約発効の時の挨拶を英語で書いたそうです。

その内容はGHQにいたアメリカ人が実質決めたようなもので、占領軍に感謝するという内容ばかりが並んでいたそうです。

 

ところが側近の一人が「主権を回復し、独立国家として再出発するその日の総理の挨拶が日本語ではないというのはおかしい。しかも対等な立場にたっての演説だというのに相手に内容を決めさせるなどもってのほかだ」と強く主張し、日本語で演説を書き直したそうです。

めちゃくちゃ長い演説で、和紙の巻物に毛筆で書かれており、巻いたときの直径は10センチになったそうです。

これを書き上げた側近が、白洲次郎さん。大変面白くて魅力的な方で、僕は大好きです。

 

色々とエピソードがあるのですが、詳しく知りたい方はこちらを読んでください。

 

一つだけ挙げると、これだけ長い演説を書き上げた人なのに、自分の遺言書はたったの8文字「葬式無用 戒名不用」だけだったそうです。

 

彦根駅前校 川口

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