学力が伸びるまで
彦根駅前校|2019年2月27日
学年末テストの時期です。
高校では卒業式の準備をしつつ学年末テストということで、なかなか大変みたいです。中学校でも1・2年生が木・金あたりで学年末テストになるので自習室も個別の部屋も満員御礼状態でした。
テストで成績が上がると嬉しいものです。それが例え入試では不要な科目であっても、点数が伸びて成績が良くなると気分がいいですね。
だから「成績を伸ばしたい!」というのは学生ほぼ全員に共通する願いです。もちろん願いの強い弱いはあるでしょうけど。
ところで、成績ってどういう風に伸びると思っていますか?
「勉強した分そのまま伸びていく」ということはまずありません。特に苦手教科の場合、本腰を入れて勉強を始めてしばらくたっても成績が伸びないなんていうことはざらにあります。
状況によって違いますけど、いろんな生徒さんを見てきた経験からすると、平均して2~3か月くらいは、「どれだけがんばったって点数が変わらない」というしんどい時期があります。
大変残念なことに、かなりの人がこの時期の途中で心が折れて勉強を止めてしまい、元の状態に戻ってしまいます。頑張っても報われないというのは精神的にかなりつらいですから、気持ちはわかります。
ですが、ここを乗り越えてもらわないとせっかく頑張った分が無駄になってしまいます。そしてこの時期を乗り越えると、突然ぐんぐん伸び始め、別人みたいな成績をたたき出します。不思議なことに、成績が伸びない時期が長い人ほど、伸び始めたときに伸び幅も大きくなることが多いです。
ちょうど大きなビルを建設するのに似ています。高いビルを建設するには、最初に地下深くまで土台を作らなければいけません。だから地面から上ではなく下に掘り進めていきます。階数が高いビルほど下に深く土台を作るので、現場の外から見ていると何か月も全然工事していないように見えます。
ですが、一度土台が出来上がると、みるみる上に伸びていき、あっという間に巨大ビルが姿を現します。
みんなの成績もそういう感じです。今苦しい時期を迎えている人も、勉強を止めなければいつか必ず伸び始めます。それがいつ来るのかまではわかりませんが、必ず来ます。ですから、勉強を続けていきましょう。
彦根駅前校 川口