中学生向け 作文・小論文コラム:センスはいらない!
|2026年3月5日
〜「書けない」が「書ける」に変わる、魔法の組み立て術〜
「作文の宿題、一行目から筆が止まっている」「何を書いていいか分からないみたい」 そんなお子様の姿を見て、もどかしく思うことはありませんか?実は、作文が書けない原因は「語彙力」や「才能」ではなく、単に**「書き方の型」を知らないだけ**であることがほとんどです。
おうちで「書く力」を楽しく引き出す、3つのヒントをご紹介します。
1. 「型」というレールを敷いてあげる
真っ白な原稿用紙を前にすると、大人でも戸惑います。まずは、パズルを埋めるような「型」を教えてあげましょう。
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やってみよう: **「意見 → 理由 → 具体例 → まとめ」**という4つの箱をイメージさせます。
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「私は~だと思う。なぜなら~だからだ。例えば~という経験がある。だから~だ。」
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ポイント: このレールに乗せるだけで、論理的な文章が勝手に完成します。「自由に書いて」ではなく「この順番で埋めてごらん」と声をかけるのがコツです。
2. 「カメラのズーム」で具体性を出す
「楽しかったです」「すごかったです」という抽象的な表現から抜け出すには、心のカメラをズームさせる練習が有効です。
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やってみよう: 「楽しかった」と言ったら、「その時、何が見えた?何が聞こえた?」と実況中継させてみましょう。
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「隣で友達が笑っている顔が見えた」
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「焼肉のジューという音が聞こえて、お腹が鳴った」
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ポイント: **五感(視覚・聴覚・嗅覚など)**を一つ入れるだけで、文章は一気に生々しく、読み応えのあるものに変わります。
3. 「反対意見」を味方につける(小論文対策)
中学生の後半や受験で必要な「小論文」では、自分の意見を押し通すだけでは足りません。
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やってみよう: 親子でわざと「反対の立場」になって話し合ってみます。
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「スマホは便利だけど、使いすぎると良くないって言う人もいるよね。それについてはどう思う?」
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ポイント: 「確かに~という意見もある(譲歩)。しかし、私は~と考える(反論)。」という構成を知ると、文章の深みが一気に増し、説得力のある大人の文章になります。
「作文ができると、どんないいことがあるの?」
そう聞かれたら、ぜひこう答えてあげてください。 **「自分の想いを言葉にできると、誰かに誤解されずに、正しく助けてもらえるようになるんだよ」**と。
文章力は、単なるテストの点数ではありません。自分の考えを整理し、他人に伝える力は、将来どんな仕事に就いても自分を支えてくれる「一生の武器」になります。