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同世代

滋賀本部校|2021年12月14日

今シーズンのJリーグも終わり、残すは国内最大のカップ戦FINALを残すのみとなりました。

そんな中、今年で引退するという選手の報せも続々と入ってきています。

昨年の川崎のレジェンド引退も衝撃でしたが、今年も驚かされるものが多かったです。

 

その一つが大久保選手の引退。私は自分のことを勝手に「大久保世代」と呼んでいました。

自分の記憶が確かならば、彼を初めて見たのは高2の頃。同じ九州の強豪と相対した全国大会での舞台でした。

ただ、そのプレー内容は全く記憶にありません。それよりも相手の10番ファンタジスタや9番の2年生ストライカー、さらには同じチームの7番俊足選手の方が目立っていたように思います。

結局、この大会は千葉の名門が優勝したと思いますが、それに貢献した3人の2年生プレーヤーは輝いて見えましたし、東京の常勝軍団で2年生ながら10番を背負っていた弾丸ドリブラー(同じく今年で引退)には衝撃を受けました。

つまり、高2の段階では大久保選手はまだまだ目立った選手ではなかったということです。

そんな彼がその半年後には全国を制し、得点王になるとは思いもしませんでした。

決勝の1試合を見ただけでしたが、スコアは1点差ながら強烈にそのすごさを覚えています。

その試合でもゴールを決めた彼でしたが、意外にもプロのそれとは違い、どこか飄々とした印象でした。いずれにせよ、チームで10番をまとった彼はたったの半年で世代の頂点に立ったのです。

その勢いはとどまるところを知らず、国体でも優勝した彼はついには19歳以下の日本代表にも選ばれます。前年の冬に大会を彩った同学年の選手たちとついに肩を並べたのです。

やがて迎えた高校最後の大会。

この大会は波乱が多く、前年度の優勝校は早々に姿を消し、静岡の天才司令塔兼ストライカーは負傷を押しての出場でインパクトを残せず、変わって上位に進んだのは草津東をはじめとした珍しい顔ぶれでした。

そんな中でも圧倒的な強さで優勝したチームの中心には、やはり彼がいました。

実は準優勝したチームの選手と就活中に偶然居合わせ、当時のことを話してもらったことがあります。

曰く「津波のようだった」と。前に進もうにも進めない、11人全員が津波のように押し寄せてくる。それほどのプレッシャーだったと。

結局、高校最後の1年で綺羅星のように輝いた彼は鳴り物入りでプロの道へ進みました。

その後の活躍はあらためてここに記す必要もないでしょう。

最後はプロデビューしたチームで15番でも10番でも13番でもなく20番を選んだエピソードも素晴らしいと思います。

今後の活躍にも期待しています。

 

 

滋賀本部校 宝蔵

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