こもこもまきまき | HOMES個別指導学院
校舎ブログ

こもこもまきまき

彦根駅前校|2015年11月9日

さて、私こと川口は、彦根駅前校に来る際、

たいていは芹川の方からやってくるのですが、

今日は彦根城の方からやってきました。

 

そしたらですね、彦根城の堀のところに

並んでいる「いろは松」の並木に、

「こも」が巻かれていました。

漢字で書くと「菰」です。

 

冬に松の木の幹に巻いてある、

腹巻みたいなやつです。

見たことある人も多いと思います。

 

あれ、何のために巻くか、知ってますか?

なんとなく腹巻っぽいので、松の木を

温めるため、と思っている人もいますが、

そうじゃないんです。

 

実はあれ、松の木につく害虫を

やっつけるためのものなのです。

 

松の木には蛾の一種である

マツカレハの幼虫が住みつき、

松の木を食べて枯れさせてしまいます。

 

そのマツカレハの幼虫は、

冬になると木の幹を伝って

地面まで下りてきて、枯葉の

間に入って冬眠する習性があります。

 

こも巻はマツカレハの幼虫が

地面の枯葉と間違えて

菰の中で冬眠するように

行われているのです。

 

そして春が来て害虫の

活動が始まる直前に外して、

たき火で焼き払って退治するのです。

 

こも巻が始まると、

「ああ、そろそろ冬だなぁ」

という気分になってきます。

 

こういう季節の風物詩って、

大事にしたいですね。

 

彦根駅前校 川口

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