立体四目並べ秘技
上石神井校|2014年1月28日
こんにちは。上石神井校の林です。
みなさん、立体四目やっていますか?
タテヨコナナメ、とにかく4つ並べたら勝ちのゲーム、熱中している生徒も多いと思います。
将棋のプロ棋士は、「参りました」と自分から言わないといけないからこそ、その瞬間が悔しくて仕方がないと聞いたことがありますが・・・。
頭脳戦で負けるとはこんなにも悔しいのか、ということを、学ばせてもらえますよね。
運の要素がまったくないし、完全な個人戦なのに、その場の機転が要求されるから、まさに「己が試される」勝負です。
「ずるい!」「今のはまぐれ!実力じゃない!」とか、負けた瞬間口走ってしまいますよね(笑)
ずるもまぐれも起こらないゲームなのに(・・;)
さて。
そんな立体四目ですが、先日スペシャルな技を開発した生徒がおりました。
名付けて、「クロスアタック」
ちょっと紹介しましょう。
先行の黒が「クロスアタック」を狙います。
白はセオリー通り、四つ角を抑えに行きます。
黒は四つ角を抑えない。
こんなとき、人の心理としては「黒はなぜ角を抑えないんだろう」とはならないのです。
人は「欲に目がくらむ」生き物です(-“-)
白「チャンスだ。角3つ取れる!」
都合よく解釈して調子に乗っている白を無視して。
黒はこっそりリーチをかけます。
4つ目の角にばかり気が向かっている白は、リーチに気づかずに手拍子で角を抑えてしまいます。
ここで叫ぶのです。
黒「クロスあたーっく」
お分かりのように、この時点で白の勝ちはあり得ません。
どうでしょうか。
「角が有利」ということが分かり始めてきたころのライバルに、たった5手で勝利する快感。
もちろん、「クロスアタック」を読まれて、4手目でこの技を防がれると、一気に形成は白有利になるわけです。
こういう「技」を、「定石(定跡)」といいます。将棋なら「棒銀」とか「鬼殺し」とか。
定石とかが生まれ始めると、頭脳戦はワンランク上の楽しみに変わっていきますよね。
知ったかぶりで講釈たれてしまいましたのでお恥ずかしいですが(@_@。
これからも、楽しく学んでいきましょう!!
上石神井校 校舎長 林克洋