ど・れ・に・し・よ・う・か・な?
彦根駅前校|2015年10月19日
彦根駅前校で勉強するみんなは、
本当に勉強熱心な人が多くて、
大人の僕たちも負けてはいけないなと
感心させられることが良くあります。
授業で使っている テキストに加えて、
自習用の問題集も欲しくなった人から、
「どんな問題集がいいの?」という
質問をちょくちょくいただきます。そこで
今日はそれについてお話ししましょう。
特定の教科についてではなく、どの科目にも
共通するざっくりした内容の、これから
ある教科を頑張ろう!という人に
向けたお話として読んでください。
1)まずは薄いやつを買う
「これから勉強するぜ!」となると、
ついつい気合を入れてものすごく
分厚い本を買ったりしますね。
でも、それは止めましょう。やっているうちに
つらくなってきたり、飽きたりします。
そもそも、それまでろくに勉強してない
教科ですから、最初は薄い本でいいのです。
最初から分厚い本に挑むのは
「近ごろ運動不足だし、運動しよう」
といっていきなり100kgの
バーベルを買うようなものです。
最初は薄い本にして、早く終わらせ、
「一冊仕上げたよ!」という達成感を
味わえるようなものにしましょう。
2)「解ける:解けない」は半々くらいで
薄い本を買うのはいいとして、
次に問題となるのがレベル設定です。
これについては実際に書店に足を運び、
自分の目で確かめることをオススメします。
今の自分に合ったレベルの問題集を
選ぶべきなのですが、「自分に合うレベル」が
どんなものか分からなくて困っている人も
いるでしょうからお話しします。
ズバリ「大体半分正解して半分解けない」
くらいのものが良いです。幅を持たせるとしたら
「4~7割くらいの正解率」のものです。
あまりに正解率が低いのは、まだ早いです。
病み上がりの選手に、リハビリなしで
メダリスト養成コースのハードトレーニングを
ガンガンやらせるようなものです。
いろいろ無理が出て続きません。
逆にほとんど解けてしまう問題集は、
やってて気持ちがいいかもしれませんが、
成長につながりません。効率が悪いので
もっと難しいものに取り組みましょう。
ということで、実際に書店で見て、
「自分が大体半分とける」ものを
選びましょう。
3)問題集は「問題」を買うのではない
「問題集なのに問題を買わないなんて、
何を言ってるんだ?」と思ったかもしれません。
ですがズバリ言いましょう。
問題集は「解答・解説」を買うものです。
大事なことはもう一度。
問題集は「解答・解説」を買うものです。
だって、自宅や自習室で勉強するとき、
間違った問題を教えてくれるのは、
その本の解答・解説なのですから。
そこが分かりにくかったら、いくら
自分で勉強したところで、
レベルアップすることができません。
正直なところ、よほどの例外は別として、
名前の知れている大手が出すものは、
大体どこも同じような問題を選んできます。
それに入試問題の過去問になると、
インターネットで無料で
公開されているものも結構あります。
違うのは解答・解説の部分です。
ある人にとっては納得のいくものでも、
別の人にとっては分かりにくい、
ということは時々あるものです。
ですからこれもまた、実際に
自分の目で確かめましょう。
自分が得意な単元と、苦手な単元の
両方の解説を読んでみてください。
それで結構納得のいく解説を
してくれているならば、世間での
評判がどうだろうと、それはあなたにとって
素晴らしい問題集ということになります。
さて、話が長くなりましたがまとめましょう。
問題集を買う時の基準です。
1)薄くて、すぐ終わりそうなものを選ぶ。
2)レベルは「半分くらい解ける」ものを
3)解答・解説を読んで納得できたら「買い」
せっかくやる気になって問題集を
買うのですから、一番効果のある
本を選んでがんばりたいですね。
参考になれば嬉しいです。
彦根駅前校 川口