滋賀県に首都がやってきた日
彦根駅前校|2016年4月17日
滋賀県の学校に通っていると
教わる話だと思いますが、
かつて滋賀県内に首都がありました。
大津にあった近江宮(おうみのみや)です。
わずか5年ほどでしたが、
滋賀県に首都があったのです。
で、なんでそんな話をいきなり
始めたのかというと、近江宮に
遷都されたのが今日だからです。
西暦667年のことでした。
遷都したのは大化の改新で有名な
天智天皇です。彼の後継者の座を巡って
大海人皇子と大友皇子が争った
壬申の乱後に飛鳥に遷都され、
首都ではなくなってしまいました。
ところで、この壬申の乱ですが、
皇位継承を巡る古代最大の戦乱にも
関わらず、結構ナゾが多いのです。
そもそも天智天皇からして、
日本書紀に記録されているような
病死ではなく、弟の大海人皇子、のちの
天武天皇によって暗殺されたのでは、
という説もあるのです。
また、そもそも天武天皇は、
天智天皇の弟ですらなかったのでは、
という説をとなえる人もいます。
本当のところは、どうだったのでしょうね。
タイムマシンがあるなら、調べてみたいところです。
彦根駅前校 川口