私立高校の入試結果が出ましたが・・・
彦根駅前校|2018年2月9日
今日、私立高校の入試結果が出ました。
学校で教えてもらったところもあれば、
「家に帰るまで通知を見ちゃダメ」と言われて
通知を渡された学校もあるようです。
今日はちょっと自習室にくる中3生の人数も
少し少な目だったし、合格して安心しているような
様子の人も何人かいました。
私立高校を第一志望として狙っていた人は
第一志望合格おめでとう!というところですが、
そうでない多くの人はまだ国立高専や公立高校の入試を控えています。
彦根駅前校では国立高専・公立高校が第一志望の人の方が多いわけですから、
私立高校に合格していてうれしいからといって油断は禁物です。
そんな皆さんに紹介したい文章があります。
日露戦争のときの日本海軍連合艦隊の長官だった東郷平八郎さんは、
戦争のために臨時編成された連合艦隊を解散させていつも通りの配置に戻すための式典であいさつをしました。
これを『聯合艦隊解散之辞』といいます。これはとても内容が良かったので大評判となりました。
どれくらい評判になったかというと、当時のアメリカ大統領が内容に感激し、英語に翻訳させた後に印刷してアメリカ軍将兵に配布して読ませたほどでした。
この挨拶は長いので、全部は紹介できませんが、最後のところにこんな一節があります。
私立高校に合格して浮かれた気持ちになっている人には、心にズシンと響く言葉ですから紹介しましょう。
元の文はこうです。
『神明ハ唯平素ノ鍛錬ニ力メ戰ハヅシテ既ニ勝テル者ニ勝利ノ榮冠ヲ授クルト同時ニ、一勝ニ滿足シ治平ニ安ンズル者ヨリ直ニ之ヲ褫フ。古人曰ク勝ツテ兜ノ緒ヲ締メヨト。』
ちょっと難しいので現代語訳するとこうなります。
『神様というのは、普段からひたすら頑張って鍛え続けて、戦う前からすでに勝つのが明白なくらい力をつけた者に勝利の栄冠を授ける。それと同時に、一回勝ったくらいで満足し、気を抜いてのんびり過ごしている者からは、ただちにその栄冠を奪い取ってしまうであろう。昔のことわざにも「勝って兜の緒を締めよ」とある。』
ということで、公立高校入試はまだまだこれからです。引き続き、気を引き締めて頑張りましょう。
彦根駅前校 川口