名前にこだわるか中身にこだわるか
彦根駅前校|2018年9月11日
高3生が夏に受けたマーク模試の結果が返ってきています。
この結果を見ながら懇談していきましょう。
そろそろ、第二志望や第三志望のプランも考えなければいけませんし、公募推薦など早い時期の受験を考えるなら申し込みの締め切りも気になります。そのあたりのことを話しましょう。
受験生としてはどこの大学に行くのか、が一番気になると思いますが、「〇〇大学に行けるならどこの学部でも良い!」と大学名にこだわって学部学科を二の次にするのはお勧めしません。
やはり「どの学部・学科で何を学ぶのか」にこだわってほしいところです。さもないと興味がなくて面白くもない勉強を4年することになります。
するとどうなるか。
だいたいの人は大学にちゃんと行かなくなります。大学生は大人扱いされることも多く、高校生までと比べると自主性が認められる上に、勉強以外の誘惑が大変大きくなります。20歳を過ぎたらお酒もタバコもOKになりますし、遅くまで遊んでいても補導されません。
ですから、好きなことや興味があることを学べる学部や学科に行かないと、ついつい遊びやバイトばかりになりやすいのです。せっかく大学に行くのにもったいなさすぎです。
大学は、自分の将来の夢に直結する道のようなものだと私は思っています。思い描いた道でなくてもゴールに到着すればいいのです。
例えば「新幹線で名古屋に行って遊ぶ」計画を立てるとしましょう。この場合一番優先すべきなのは「名古屋に行って遊ぶ」ことです。「新幹線に乗れれば名古屋に行けなくてもいい」とは、あまり思いませんよね。
新快速でも各駅停車でもいいし、長距離バスでも自家用車でもちゃんと着きます。高速道路じゃなくても意外な裏道があるかもしれません。
進路を選ぶというのはそういうことです。だから進「路」と言います。
繰り返しますが、まず一番に考えてほしいのは将来自分が何をしてどういう風に生きたいか、です。そのための道はたくさんありますから、一番自分に合ったものを選びましょう。その相談をするのが懇談です。
彦根駅前校 川口