理解と暗記は両方必要
彦根駅前校|2018年9月7日
今日は高校3年生の物理・理系数学と、高校1年生の英語の授業がありました。
昨日の2年生と同様に高校1年生の英語も久しぶりでしたから、楽しかったです。
今日は動名詞をやりました。動名詞単独だとそれほど難しいところではないのですが、to不定詞や分詞など他の単元とからめた文法問題が頻出のところです。特に目的語に不定詞を取るか動名詞を取るかはよく問われるポイントで、「後ろに動名詞を取る動詞の一覧」なんていうのを私も暗記させられました。
みんなにも覚えてもらいましたが、「不定詞はどういうものか」「動名詞はどんな性質を持つか」を伝えた後は、後ろに何を取るのか簡単に区別がつくようになっていました。
受験勉強というと、どうしても暗記は避けられません。ですが、教科内容の根本的な部分を理解していると、暗記することがすごく楽になります。
たとえば同じ10ケタの数を覚えるとして、
9057831624
と
0123456789
だと、暗記するときの大変さが全然違いますよね。
上の数は、適当に並べただけです。
下の数は、0から順に1つずつ数が大きくなっていきます。
どちらも0から9までの数を1回ずつ使っていて、情報量としては同じだから暗記する労力は変わらないはずです。でも下の数は、どういう順番に並んでいるかというルールがわかればあっという間に覚えられます。
みんなの勉強も同じです。暗記しなければいけないことでも、教わった内容の理解があれば丸暗記するよりもはるかに楽に記憶でき、知識を使いこなせます。
理解と記憶は自転車の車輪のようなものです。どちらかが欠けていたり大きく偏っていては、なかなか学力は伸びません。
だから基本的には「授業で理解し、自習して暗記したり知識を身に着ける」というサイクルを守って学力を伸ばしていきましょう。
彦根駅前校 川口